2013年12月19日木曜日

南三陸町の研修会に参加しました。


1218日(水)南三陸町で公衆衛生組合連合会の研修会(主催:南三陸町環境対策課)が行われました。

「お酒との上手なつき合い方」というテーマで、衛生組合長の方々を対象に、東北会病院の石川院長が講演を行い、気仙沼地域センターのスタッフも聴講しました。

年末年始を迎えるにあたり、これから楽しいお酒を飲む機会が増える時期だと思います。お酒は楽しい潤滑油である反面、健康的な飲酒の段階を超えてしまうと心身や人間関係に問題が引き起こされるといった飲酒の功罪や、アルコール依存症という病気についてのお話がありました。参加者の皆さんからも、お酒の良い面・悪い面などについて質問が出され、日頃のお酒の飲み方を振り返る機会になったのではないかと思います。
 
 

 

2013年12月11日水曜日

各種研修会を開催しています。

心のケアセンターの業務のひとつに「人材育成・研修」があります。
具体的には直接支援に関わっている方を対象に、うつやPTSDなどの理解やコミュニケーション方法などの研修の場を提供しています。
また、外部機関から講師をお招きすることもあります。
 

12月10日(火)、KRA(一般社団法人 気仙沼復興協会)福祉部の方々を対象に研修を行いました。
今回は気仙沼市包括支援センターから講師をお招きし、生活不活発病の予防についてお話して頂きました。
講師の先生からはサロン活動でも活用できそうなものとして、「ひざラク体操」や「ぱたから体操」を教えて頂きました。
終了後には質問も多く出され、皆さんの関心の高さが伺えました。
KRA福祉部での研修会は月に1回の頻度で継続する予定です。

今回は「いきいき」「ぽかぽか」がテーマです。


手をグーパーさせると温かくなります♪
 


イスを使ってのストレッチ!


2013年12月4日水曜日

震災心のケア交流会に参加しました。

11月27日(水)、石巻市で行われた”震災心のケア交流会みやぎin石巻”に参加しました。
この交流会は、震災後の心のケアに携わっている支援者間の情報共有や相互交流を目的としたもので、6回目を迎えました。
今回は「被災者支援のこれから」というテーマでのシンポジウム及び各シンポジストとの交流会が行われました。
参加者は医療や福祉、教育など多岐にわたり、活発な意見交換がなされました。

同じ心のケアに従事していても、活動場所や支援対象が異なると、出会う機会はそう多くはありません。
そのため、こういった交流会は非常に貴重です。また、良い気分転換にもなります。
皆様、ありがとうございました。

次回の第7回震災心のケア交流会みやぎは年明け1月25日(土)、仙台市で行われる予定です。

右から、座長の原クリニック院長 原敬造先生、
シンポジストのエスポアール出雲クリニック院長 高橋幸男先生、
陽和病院地域支援室精神科医 森川すいめい先生、
石巻支援学校長 今野和則先生

2013年12月3日火曜日

心カフェに参加しました♪

11月26日(火)、気仙沼市大島で行われた”心(ここ)カフェ”に参加しました。
心カフェは気仙沼市健康増進課が主催するサロン活動です。
アロマやマッサージ、ミニ講話など毎回異なるプログラムを提供しています。
今回は㈱伊藤園さんを講師に招き、美味しいお茶の淹れ方について講演して頂きました。
お湯の温度や茶葉の量、抽出時間などのポイントを押さえることで、香りがよく、渋みや旨みも楽しめる美味しいお茶が淹れられるそうです。
皆さん各自メモを取るなどして、熱心に聞き入っていました。

大島では初めての開催でしたが、非常に多くの方に参加して頂きました。
ありがとうございました。
今後も月に1回の頻度で開催いたしますので、興味のある方は是非ご参加ください。



今年も残すところあと1か月となりました。
何かと忙しい時期ではありますが、時には立ち止まってゆっくりお茶でも一杯いかがでしょう。

2013年11月20日水曜日

気仙沼市内で支援者研修会を行いました。

11月18日(月)、気仙沼市唐桑地区で支援者対象の研修会を行いました。
「支援者の心構え」というテーマのもと、駒米副センター長が講話をしました。
「支援とは何か」ということを、基本に立ち返って考えることが出来たのではないでしょうか。

今後もこういった研修会を通じて、地域の方々のとの関係づくりを進めていきたいと思います。

 駒米副センター長

熱心にメモを取る参加者の皆様 
 
 
日一日と冬に近づいてまいりました。外に出掛けることはおろか、体を動かすことも億劫に感じる季節です。
しかし、そんなときこそ意識して、体を動かしてみてはいかがでしょう。
簡単なストレッチでも良いです。短時間でも、継続することが健康への第一歩です。

2013年11月18日月曜日

職員研修を行いました。

11月15日(金)、みやぎ心のケアセンター全職員を対象とした研修会を気仙沼市で行いました。
当センターは仙台市と石巻市、気仙沼市の3か所に事務所を構えるほか、各市町へ出向している職員もいます。
「お互いに取り組みを報告し、活動を振り返るため」に、現在は2か月に1度、こうして全職員が一同に会する機会を設けています。

研修会では連記成史気仙沼地域センター長から認知症についての講演がありました。
認知症の鑑別診断や治療に関する最新の情報を聞くことができ、非常に参考になりました。


連記センター長の講演

各センターごとの活動報告

 
 
季節の変わり目です。体調を崩しやすい時期でもありますので、食事や睡眠、運動など生活を見直してみるのも良いのではないでしょうか。

2013年11月14日木曜日

気仙沼市健康フェスティバルに共催しました!


11月に入り急に寒くなってきました。冬がすぐそこまで来ているようです。

気仙沼市健康フェスティバルが10日、市民健康管理センター「すこやか」で行われました。楽しみながら健康を考えてもらう様々なイベントが催され、気仙沼地域センターは昨年に続き、「心カフェ」を担当しました。多くの来場者に立ち寄っていただき、コーヒーや紅茶など、好きな飲み物でホッと一息ついてもらえたようです。スタッフもお客さんとの会話を楽しみました。

ますます寒くなってきますが、心と体の健康を大切に、冬を乗り越えたいですね。

開会式

心カフェ

心カフェ
 
健康フェスティバル
 
 



 

2013年11月12日火曜日

三陸こころ通信(三陸新報)第5号が掲載されました。


気仙沼地域センターでは、7月から毎月1回、気仙沼保健所と共同で三陸新報の連載コラムを
執筆しています。第5回目となる11月のテーマは、「こころのセルフケア」です。

2013年10月25日金曜日

気仙沼市内で市民向けの講話を行いました。


涼しく過ごしやすい秋ですが、今年は全国で台風のニュースが気になる日が続いていますね。さて、今週の活動をご紹介したいと思います。
 
 
1021日(月)に気仙沼市西地区保健推進委員協議会が主催する市民を対象とした講演会で講話を行いました。

テーマは「心と身体のバランス」で気分転換の方法や物事の見方について臨床心理士が講話を行い、24名の方に参加いただきました。

終始和やかな雰囲気で、参加者の皆さんからは活発に意見や質問が出され、学習意欲の高さを感じました。

これからだんだん寒くなってくる時期ですが、気持ちも身体も温かく過ごしたいと思います。

 


2013年10月2日水曜日

新しい2名のスタッフが入りました!

10月に入り少し肌寒くなり、秋の風になってきました。
昨年4月に開設された気仙沼地域センターも早1年半を迎えました。
当初、常勤4名・非常勤2名のスタッフで活動していましたが、少しずつ仲間が増え、この10月には新たに2名の精神保健福祉士が加わりました。
スタッフが増え、地域での支援活動をさらに展開していきたいと思っています。

2013年9月18日水曜日

三陸こころ通信(三陸新報) 第3号が掲載されました。

 
気仙沼地域センターでは、7月から毎月1回、気仙沼保健所と共同で三陸新報の連載コラムを
スタートしました。第3回目となる9月のテーマは、「飲酒とこころの健康」です。

三陸新報(平成25年9月13日掲載記事)



2013年9月11日水曜日

気仙沼市本吉地域の交流会「心カフェ(ここカフェ)」に共催しました!


気仙沼市では民間賃貸住宅等にお住まいの方を対象とした交流会を毎月行っています。

9月10日(火)午後に、本吉地域で2回めとなる『心カフェ』が行われました。

今回のプログラムも前回と同様、本吉支所の保健師による「本吉地区の健康課題とストレスケア」の講話、東北大学予防精神医学寄附講座による「ストレス回復プログラム」の紹介の後、お茶の時間を挟んで、心のケアセンターのスタッフによるタッピングタッチでした。

タッピングタッチでは、参加者もスタッフもペアを組んでケアし合うことで、心と身体をほぐしてリラックスできる時間を過ごしていただけたと思います。

心カフェは来月以降も気仙沼地域・唐桑地域で行いますので、多くの方にお越しいただきたいと思います。心のケアセンターのスタッフも毎回参加しますので、よろしくお願いします。

ストレス回復プログラムの紹介

タッピングタッチ


タッピングタッチ

2013年8月15日木曜日

ヨガ指導者講習が行われました!

  88日・9日と職員研修でヨガについて学んできました。みやぎ心のケアセンターのスタッフに加えて、ふくしま心のケアセンターのスタッフも参加していただきました。
(講師:国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所 
        災害時こころの情報支援センター 大滝 涼子先生)
 
 今回の研修は、(ヨガの先生になるためではなく)地域の支援活動で行う講話やお茶会の際に、心と身体のエクササイズとして簡単に実施できるようなヨガを行うスタッフの養成が目的です。
 初心者でも充分できるプログラムで、ヨガの基本となる呼吸法、発声、ポーズ、リラクゼーションを練習し、それをペアやグループで教え合う練習も行いました。身体に負担をかけすぎず、安定性を重視した身体の動かし方などの工夫も学べたので、ぜひ支援活動に取り入れていけたらと思います。
ちなみに、ヨガはサンスクリット語で「つなぐ」を意味し、身体と心、魂を結ぶとも言われています。ヨガをすることは、身体の運動機能を整えるだけでなく、気持ちの平静やリラクゼーションにつながるので、心身のバランスにおすすめです。私も心身共にリラックスし、充実した研修でした。
 
 


 
 
 

2013年7月31日水曜日

気仙沼市本吉地区の交流会「心カフェ(ここカフェ)」に共催しました!


725日(木)午後に、本吉地区で『心カフェ』が行われました。

今回のプログラムは、本吉支所の保健師による「本吉地区の健康課題とストレスケア」の講話、東北大学予防精神医学寄附講座による「ストレス回復プログラム」の紹介の後、お茶の時間を挟んで、心のケアセンターのスタッフによるタッピングタッチでした。

地域の顔なじみの住民の方々が集ってくださり、とてもアットホームな雰囲気でした。タッピングタッチでは、お互いを労わる気持ちでタッチを行い、受けた方は眠くなったり、気持ち良さそうな表情が見られました。

心カフェは来月以降も毎月実施するので、多くの方にお越しいただきたいと思います。本吉地区では910日に本吉公民館で行われます。心のケアセンターのスタッフも毎回参加しますので、よろしくお願いします。
 
講話「本吉地区の健康課題とストレスケア」





タッピングタッチの説明




タッピングタッチの様子
 

2013年7月26日金曜日

三陸こころ通信(三陸新報コラム)始まりました!

気仙沼地域センターでは、7月から毎月1回、気仙沼保健所と共同で三陸新報の連載コラムを
スタートしました。遅くなりましたが、第1回目の記事をお届けします。


三陸新報より掲載(平成25年7月12日)

2013年7月18日木曜日

第5回「震災心のケア交流会みやぎ」in気仙沼を開催しました!


712日(金)午後、気仙沼市・南三陸町で支援活動を行っている支援者の方々の情報交換や意見交換のための交流会を開催し、80名もの支援者の方々にご参加いただきました。主催者としては嬉しい限りで、改めて御礼を申し上げます。

交流会は二部構成で、前半の連記センター長による基調講演「震災後をふり返る」では震災後の病院の精力的な活動についての報告と、宮城県精神保健福祉センターの小原医師による講義「復興期のこころのケア」では、震災後の心理状態の変化や支援者のケアの重要性についてお話がありました。

後半は、3つのテーマ(①様々な課題を抱える人への関わり)(②怒りを持つ人、拒否的な人、否定的な人への関わり)(③孤独、孤立、引きこもっている人への関わり)による分科会が行われ、各グループで活発なディスカッションが行われました。参加された皆さんは住民の支援を第一線で行っている方であり、また様々な職種の方々が集うグループでもありました。「色々な方の話を聞く事ができて参考になった・視野が広がった、つながりを持つことができた」等の感想をいただきました。分科会は交流の機会や意見の交換、気持ちの共有ができる場となったようです。(いい雰囲気で各グループの記念撮影まで行われました!)分科会の発表では、各グループのまとめを全体で共有し、地域で支援活動を行う皆さん同士が想いを共有し、繋がれたのではないかと思います。

今後も支援者の皆さんと繋がり合って、心のケアセンターも地域で活動していきたいと思います。よろしくお願いします!
 
 
会場入口

 
基調講演「震災後をふり返る」
 

 
講演「復興期のこころのケア」
 

 
                        分科会の様子

2013年6月28日金曜日

交流会「心カフェ(ここカフェ)」に共催しました!


625日(火)午後に、気仙沼市が主催、心のケアセンターが共催で行っている民間賃貸住宅にお住まいの方の交流イベント『心カフェ』が行われました。

心カフェは、気仙沼市が昨年度から実施している交流会で、参加者がゆっくりお茶を飲んだり、お話できる場です。今回はリラックスできるアロマ体験、臨床心理士による「上手な話し方」のミニ講話もあり、盛り沢山の内容でした。
 
 参加者の方からは、「話ができてよかった」「他の人の話が聞けてよかった」という声が聞かれ、もっと話したい雰囲気も伺われました。心カフェは来月以降も毎月実施予定(次回は7月23日)なので多くの方に参加していただきたいと思います。心のケアセンターのスタッフも毎回参加します。

臨床心理士による上手な話し方のミニ講座

2013年6月12日水曜日

セルフケア研修会を行いました


611日(火)に気仙沼市で支援活動を行うKRA(一般社団法人 気仙沼復興協会)の福祉部さんで研修会を行いました。前半はミニ講義(死に直面したときの心理)、後半はタッピングタッチを利用したセルフケアを行いました。

タッピングタッチとは、指先で左右交互に軽く弾ませるようにタッチすることを基本としたホリスティック(統合的)でシンプルなケアの技法です。研修では二人組を作って交互に実施し、タッピングタッチをする体験・受ける体験(相互にケアし合う体験)をしていただきました。参加している方からは「気持ちよかった」という声や、目をつぶって気持ちよさそうに受けている様子が見られ、タッピングタッチをする側もされる側も心地よいリラックスの体験となったようです。支援者のセルフケアは重要な課題であり、今後も取り組んでいきたいです。
 
 
 

タッピングタッチの説明の様子


タッピングタッチ 「猫の足ふみ」の手のポーズ
 


ペアを組んでタッピングタッチ


 



 
 
 


2013年5月30日木曜日

職員研修会がありました


524日(金)に気仙沼地域センターの職員は、みやぎ心のケアセンターの全体研修に参加しました。(会場は仙台市内)

今回の全体研修は、石巻と気仙沼の両地域センター、仙台の基幹センターの活動報告、東北厚生局復興支援室からのごあいさつ、みやぎ心のケアセンター4月入職者の自己紹介という内容でした。

後半は、田中万里子先生(サンフランシスコ州立大学名誉教授)と白石孝子先生(POMR認定カウンセラー)の「被災者への共感と援助者の心のケア」というテーマの講義を受けました。被災体験がトラウマになるメカニズム、援助者の共感疲労とその対策などについて、ご教示いただきました。
 
 
 
 






2013年5月17日金曜日

気仙沼市職員退職者会で講話を行いました!

515日(水)に気仙沼市職員退職者会で「こころの健康を保つためには~復興期のメンタルヘルス~」と題した講話をみやぎ心のケアセンターの福地医師が行い、55名の方にご参加いただきました。参加者の皆様は、復興の推進を地域で支える活動を担っておられる方々で、熱心に話を聞かれていました。

 講話では災害に関わるこころの動きやストレス対処などの話がありました。復興期の心理としては、格差による取り残され感、なかなか進まない現状への焦り、頑張ることへの虚しさなどが挙げられます。また、災害を経験した人が体験する心理に「生き残り罪責感」があります。ストレスは日常生活には付きものですが、自分に合ったストレス解消を持つことや自分自身をケアすることはとても大切です。

 参加者からは不眠についての質問がありました。講師からは、必要な睡眠時間には個人差があり、寝不足だと感じる人には昼寝の勧め、眠くなってから布団に入ること、規則正しい睡眠リズムのために同じ時間に起きるなどの助言がありました。
今回の講話が地域で活動される皆様のお役に立てばと思います。
 





2013年4月25日木曜日

春到来

気仙沼 大川 河川敷の桜並木


気仙沼 反松公園付近の桜



気仙沼 本吉の山道の桜



 
 
 南三陸町 商工団地付近の公園

毎日のようにアウトリーチで地域に出かけていると、至るところで桜が見られる嬉しい季節になりました。気仙沼から南三陸町までの移動時間も、ピンクに色づいた山の景色を見ると何だか気分が弾みます。桜が咲くそばで空を泳ぐ鯉のぼりを見かけて不思議に感じたのですが、ゴールデンウィークに桜が見られるのが東北の春なんですね。

気仙沼市の大川河川敷の桜並木も綺麗です。津波の被害にも負けずに昨年さくら祭りが復活しましたが、かさ上げ工事のために残念ながら今年で最後となるようです。「気仙沼大川さくら祭り」4月28日(日)に行われます。ゆっくり桜を見ながら春を過ごしたいですね。(八木)
 

2013年4月11日木曜日

気仙沼地域センターのブログを開始しました!!


気仙沼地域センターが2012年4月に気仙沼保健福祉事務所さんの2階に開設されてから、早1年が経ち、おかげさまで2年目を迎えることができました。遅ればせながらブログを始めました。私達の活動内容や気仙沼市・南三陸町の様子を定期的にお届けしていきたいと思っています。

 
気仙沼地域センターは、精神保健福祉士、臨床心理士、保健師、事務職のスタッフが常時6~7名の体制で活動しています。地域に出かけて行ってお話を伺ったり、相談に応じるという「アウトリーチ」というスタイルで支援を行っています。2年目となる今年はもっと地域で活動していきたいと思っています。「みやぎ心のケアセンター」略して「コケセン」をよろしくお願いします。(八木)